知の自由塾

提供: 有限会社 工房 知の匠

文責: 技術顧問 大場 充

更新: 2025年8月17日

ごあいさつ



2025年、今年こそ、世界に平和をもたらそう。

2025年は、6月から、毎日、暑い日が続いています。皆さん、熱中症に注意してください。8月に入って、毎日、気温が40.1度を超える、記録的な暑さが続きました。

8月6日の広島、8月9日の長崎では、原爆投下から80回目の祈念式典が開催されました。広島県の湯崎知事の、式典における挨拶の言葉は、知事の情熱が込められていて、立派な平和へのメッセージでした。核兵器廃絶への歩みが、一歩一歩、着実に進んでゆくことを、心から祈ります。

図案は、これまでと同じように、アイヌ民族に伝わっている古典的な図形を組合わせ、昇る朝日の中心に、今年の干支(えと)である「巳」(み)を中心に、マンダラ風にデザイン化したものです。左右に配置されているのは、7月の夏空に咲く「ひまわり」と、夏の「せみ」をデザイン化したものです。このヒマワリとセミは、この季節、日本の各地に群生するヒマワリと、都会でも鳴き声を聴けるセミを表現したものです。また、戦争が続いているウクライナ西部平野にも、ヒマワリが群生しています。

約3年半に渡って続いているロシアのウクライナへの侵攻と、1年半以上に渡っている中東でのイスラエルとパレスチナの戦闘、さらにイスラエル軍の突然の爆撃で始まり、アメリカ合衆国の空雲参加した、イランとの戦争、長引く国内紛争が激化している中で、大地震が起きたミャンマー、そして緊張が高まっている極東の中国と台湾、政治情勢が緊迫しつつある韓国、軍備の増強を進める北朝鮮など、世界では、絶え間なく不安定な政治情勢が続いています。世界に平和がもたらされ、皆さんと世界中の子供達、若者達が、安心して楽しく、有意義な毎日を過ごすことができる日が来ることを、心から願っています。

2025年8月、アメリカ合衆国のトランプ大統領は、ウクライナとロシアの戦争を終わらせるために、アメリカのアラスカ州で、ロシアのプーチン大統領と直接、話し合い、停戦の合意への道筋を付けようとしています。ウクライナのゼレンスキー大統領とEC各国の首脳たちは、プーチン大統領にとって有利な条件での停戦の枠組みが作り出されないようにと、警戒しているようです。どのような合意が為されるのか、世界の注目が集まっています。この2国首脳会談は、何ももたらさなかったようです。トランプ大統領は、国内で騒がれているスキャンダルの火消のために、十分な考察なしにこの会談を、受け入れたのではないかと言われていますが、その通りのだったのかも知れません。、

2025年6月から、鎌倉市の支援を受けて、私の友人たちが企画した市民向け講演会のために準備した原稿に基づき、その講演内容をまとめた資料を、市民のための講座として、公開することとしました。内容は、次世代を担う若者達のものではなく、成人の一般市民を対象とした、新技術と社会に関係した、啓発的な情報の提供を狙ったものです。一般の方々が、これからの皆様の生き方を考えるために、ご参考にして頂ければ、幸いです。

2025年8月17日

目的

「知の自由塾」は、主として小学校高学年から、中学校3年までの生徒を対象として、これからの世界や日本社会の発展を担う人材を育てることを目的として、開設された私的なホームページです。学校で学ぶ科目とは別に、これからの世界のリーダーに求められる「知的な力」を養うための基礎となる、「ものごとの見方、考え方」を、次世代を担う皆さんが学ぶための、自由参加の教室です。

ねらい
ここでは、私が、1974年から1994年までの20年間、米国のコンピュータ会社である、IBM社における実務経験を通して、特にその最後の5年間に米国の社会で学んだ、日米での、ものの考え方の違いや、人間の生き方、そして人々の育て方など、様々なことについて知り得たことに基づいて、物事を語り、皆さんと議論したいと思います。
目次

このホームページに掲載されている記事は、以下の通りです。

お礼の言葉
本ホームページは、最初、フェースブック上に公開された一連の記事でした。しかし、検索エンジンからの検索が難しくなったことから、通常のホームページの形式で公開することになりました。ここに、公開に当たってサーバを提供して頂いた有限会社「工房 知の匠」の佐々木社長のご厚意に感謝します。

2019年7月
有限会社 知の匠 技術顧問 大場 充
(広島市立大学 名誉教授)

塾長の歩み
塾長の私は、東京の青山学院大学大学院の修士課程を修了して20年間、外資系のコンピュータ会社で働き、その最後の数年間は、米国で大規模ソフトウェア開発のための組織のあり方について研究しました。帰国後、1994年に広島市が設立した新しい大学の情報科学部、情報数理学科の教授に就任し、日本人の学生は元より、社会人学生(日本人)、韓国人、中国人、ドイツ人、カンボジア人などの学生の研究指導に当たるとともに、広島のソフトウェア産業の発展と日本のソフトウェア産業の国際競争力向上のために、いくつかのプロジェクトを実施し、2014年3月に同大学を定年退職しました。退職後も、2018年まで、名誉教授として情報科学部の3年生を主たる対象とした「技術者倫理」と「プロジェクト管理」の講義を、非常勤講師として担当しました。
塾長の最近の仕事
特に、私が大学教員として働いた最後の4年間には、経済産業省が当時推進していたグローバルに活躍できるソフトウェア系人材の育成のため、それまでの日本の教育では教えることがなかった「プロジェクトマネジメント」の基礎を学生に理解させるための新科目の導入と、広島県内の大学や企業との連携による一連の講義の実施を行いました。特に、広島県からの財政的な支援を受け、NTTデータ中国からの協力も得て、10名程度の広島市立大学と広島修道大学などの学生を、インドのNTTデータ関連会社に送り込み、海外インターンシップを経験させるプロジェクトにも取組みました。最初の年に、このインターンシップに参加した学生達は、既に社会に出て、主にIT系の企業で活躍しています。
塾長が最近出版した本と発表した論文

著書

  • ソフトウェア技術者: プロの精神と職業倫理(日科技連出版(2014年))
  • 組込みソフトウェア工学ハンドブック(日科技連出版(2014年))


論文

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